2015年4月6日月曜日

~RICHEの中心で「飲水」を叫ぶ~

おはようございます!飲水を叫んでいる作業療法士の大田です

4月になりだいぶ暖かくなってきましたね。ポカポカなると気分も陽気になってきます♪

最近は通勤・帰宅時にタヌキやイノシシをよく見るようになり、この時期は人はもちろん、動物も暖かくなると活動的になってくるものです

RICHEでも毎日、利用者様とスタッフみんな活動的に過ごしております(^^)/

 

これからの時期、活動的に過ごすために気をつけておくことがいくつかありますが、

その一つに『水分摂取』が大事になってきます!

 

人の身体の半分以上は水分で作られており、

胎児だと体重の約90%、乳児は約7080%、

成人男性は約60%、成人女性は約55

(男性に比べ、必要な脂肪分が多いため男女で違いがあります)、

高齢者は約5055と言われています




そんな水分の多い人の身体ですが、

1日に身体から出ていく水分の量は22.5L

尿で11.5L、便で約0.10.2L、呼気や発汗等で約0.9L

1日でこれだけの水分が身体から出ていっているのです(;゚Д゚)

 

それに対し、

1日に身体に必要な水分量も約22.5L

飲水で1.22L、食物で約0.60.8Lの水分を補い、体内で約0.20.3Lが作られます

つまり、1日に1.22Lもの水分摂取が必要になるのです!

 

一般的に「のどの渇き」を感じたら体重に占める水分量の2%を失っていると言われており、

3%失うと、ぼんやりしたり、食欲不振

4%失うと、イライラや体温上昇、疲労困ぱい、尿量の減少と濃縮などの症状

さらに失い続けると、頭痛や脱力感、けいれんなど重症な症状が現れてくるのです

 

想像するだけでゾッとしますね(゚Д゚;)

特に脱水になりやすいのが、子ども高齢者

子どもは大人と比べ、水分量が多いけれど失われる水分量が多いため脱水になりやすいのです

高齢者は年齢を重ねていくと、
 
筋肉量の低下により体液の減少
 
喉の渇きを感じる口渇中枢の機能低下

体液喪失を防ぐ腎機能の低下
 
食事量の低下
 
トイレの回数を減らすため水分を控える

利尿作用のある薬の服薬などにより脱水状態になりやすいのです



                                                                             

「私は脱水かな?」と思うあなたに簡単なチェック方法があります♪

ハンカチーフサイン

手の甲の皮膚をつまみ上げて正常な状態ならすぐに戻りますが、脱水を起こしているとハンカチをつまみ上げて離したようにしばらく戻りません

 
 

 
爪サイン

爪を押したあと、色が白色からピンク色に戻るまで3秒以上かかると、

脱水の可能性あり

 

では、いったいどんな風に水分を摂ったら良いのでしょう??

ポイントは

少しずつ、こまめに
(飲むなら1200ml程度、飲み過ぎると吸収されず排出されます)

なるべく常温のものを(胃腸の負担が少なくなります)

汗をかいたらスポーツドリンク
汗をかくと塩分がでていくので補充をしましょう)

 

飲水は、上記の症状を軽減する他にも

運動後の体温・心拍数・平均血圧・主観的疲労が軽減

・運動時のストレス軽減

・動脈硬化の予防

・寝起きの飲水は副交感神経の働きを促す

などの作用があると示唆されています

 

つまり、活動的に過ごすためには『水分摂取』が大事ということです(^^)/

(※腎機能や心機能に異常があって水分を制限されている人は、医師の診断に従って下さい)

 

この話を知ってしまった方は、今後水を見ずにはいられなくなるでしょう♪

作業療法士 大田 顕勝

0 件のコメント:

コメントを投稿